週刊 Lisk Magazine – 54
新着ニュース:
- Liskのリサーチャーが新しいサポートLIPを提案
- Lisk Foundationが「Lisk Desktop Wallet」と「Lisk Service」のアップデートを発表
- Lisk FoundationはLisk Builder’s Programに新たな参加者を迎えました
- Benziga Cryptoが共同創業者兼CEOのMax Kordek氏のインタビューを掲載
- Lisk FoundationがLisk.js 2021の公式パートナーを公開
- この1週間のLisk Delegateの概要
Liskのリサーチャーが新しいサポートLIPを提案
LightcurveのリサーチャーであるAndreas Kendziorra氏は、Lisk.jsのリリース日が近づく中で別のサポートLIPを提案しました。このLIPはロードマップの「Enhance signature scheme(署名スキームの強化)」を目的としたものです。Lisk内でのBLS署名の使用方法を規定しており、コンパクトアグリゲート署名も含まれています。「Enhance signature scheme LIP」は、BLS署名の具体的な応用例を規定しておらず、プロトコルの変更を強いるものでもありませんが、BLSのコンパクトアグリゲート署名をどのように作成し検証するかが問題となります。具体的にこのサポートLIPの主な目的は多数の署名者のためのマルチシグネチャが必要だが、連結されたEd25519の署名サイズでは不利になる場合にこの方式をサポートする必要が生じます。このような状況は、クロスチェーン・トランザクションによるトラストレスな相互運用性ソリューションで採用される可能性があります。
Lisk Foundationが「Lisk Desktop Wallet」と「Lisk Service」のアップデートを発表
Desktop wallet
v2.0.0-beta.3について:Lisk SDK v5 APIをサポートするためにAPIを変更・新しいアドレスに変更 / Liskの共同創設者であるOliver Beddows氏は、17のタスクが完了し残り1つのタスクであることを報告しました。このタスクが完了次第すぐにQAを開始する予定です。また、Lisk Foundationは、public beta.3の準備としてalpha.6とalpha.7の両方をリリースすることを目指しています。
v2.0.0-beta.4について:マルチシグネチャトランザクションのサポート・セカンドパスフレーズのサポートアップデートの削除 / Liskチームによると、このリリースの開発は部分的に完了していますが以前のスケジュール変更により一時的に停止となっています。beta.3がリリースされたら開発を開始したいと考えています。
Lisk Service
Lisk Serviceの開発アップデートは、v0.3.0周りの開発をカバーしています:APIをLisk SDK v5 APIに対応するように変更・ブロックチェーンデータストアを実装 / チームは、「ブロックチェーンデータストアの実装」と「Lisk SDK v5 APIをサポートするためのAPIへの変更」に関する開発を完了しました。一方、第2ラウンド(alpha.1)へのQAプロセスはまだ進行中で、5つのissueをクローズし、4つのissueを残しています。Liskチームは、QA(alpha.1)が完了した時点で、パブリックなbeta.0をリリースしたいと考えています。
Lisk FoundationはLisk Builder’s Programに新たな参加者を迎えました
今回のLisk Builder Programインタビューでは、 Aldo氏が初めて開発したブロックチェーンアプリケーション「Collabolancer」(オープンソースの概念実証型分散型フリーランスマーケットプレイス)について、その考えや経験を語りました。このLiskベースのアプリケーションは、雇用者、労働者、解答者の間のシームレスなコラボレーションを可能にします。彼は2017年当時の論文執筆中に発見したことを語りました。ブロックチェーン開発者へと転身した彼は、抽象的な概念を現実のものとするために、Lisk Builders’ Programに参加しました。過去にフリーランスとして活動していた経験から、クライアントの詐欺やコスト削減・出金時の高額な手数料などの嫌な経験を語り、同じような経験をしている多くのフリーランスのために、ブロックチェーンを使ってこの問題を解決したいと考えました。それが彼のLisk Builder’s Programへの参加の動機となりました。
Aldo氏は、Lisk SDKの操作は「とても、とても簡単」で、わかりやすく、プログラミング言語も簡単で広く採用されているJavaScriptだと説明しています。彼はSolidityを使ったこともありますが、JavaScriptの方が開発者に優しいと考えているようです。Aldo氏はCollabolancerについて、このプラットフォームを開発者が活用できる完全な製品に発展させるつもりだと語っています。
しかし、彼はフリーランス向けのdAppの開発だけに興味があるわけではないようです。Aldo氏は、急成長しているDeFi業界や最近話題のNFTに注目しています。彼は使いやすいLisk SDKを活用して、DeFi業界の様々なソリューションが解決しようとしている問題をさらに解決できるようなDeFi dAppを作りたいと考えています。
Benziga Cryptoが共同創業者兼CEOのMax Kordek氏のインタビューを掲載
投資家向けのメディアとデータプラットフォームを提供するBenzingaの暗号通貨部門であるBenzinga Cryptoは先日、Max Kordek氏のインタビューを掲載しました。共同創業者兼CEOのKordek氏は、ホストの質問に答えながらLiskのSDKを活用して、あらゆる種類の業界向けのdAppsを構築することがいかに簡単であるかを紹介しました。さらに、設立後の2016年からLiskがどのように進化し続けているかを紹介しました。
Lisk FoundationがLisk.js 2021の公式パートナーを公開
Lisk.js 2021の開催日が近づく中、Lisk Foundationは2021年5月21日、22日に開催されるイベントの公式パートナーを発表しました。パートナーには、Cointelegraph、BTC-Echo、BeInCrypto、CoinPost Japan、WeareDevelopers、Cointelegraph China、Wachsmanが名を連ねています。
参加費は無料で、どなたでもこちらから事前に登録できます。
この1週間のLisk Delegateの概要
Lisk Monitorによると、デリゲートは前週から引き続き大量の票を失っており、先週も例外ではありませんでした。GDTは約6400万票、個人は1億2000万以上の票を失いました。また前週同様、フォージングデリゲートはそれぞれ約200万票の票を失っています。
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この記事はLisk Japanによって翻訳されました。